銀行の将来④ ~コロナにより決算はどうなる~

こんにちわ!弁当おやじです。

本日は少し近い銀行の将来の話をしたいと思います。

コロナで多くの企業が影響を受けており、銀行って業績、決算ってどうなるんだろうって考えている人がいると思いますので、私の独断と偏見で書いていきます。

まず、コロナによって銀行の業績に影響することを書きます。

① 保有してる株価の大幅下落により減損処理

② 貸倒損失の増加

③ 貸倒引当金の増加

④ 営業停止により、減収

⑤ コロナ関連資金の貸出増加による増収

こんなとこですかね。一つずつ説明させて下さい。

はすでにニュースにもなっていますが、日本と海外の株価が大きく下げましたよね。

日経平均も2万をずーっと超えていたのに、2万を切りましたし、アメリカはここ一年で過去最高株価を何度も更新するくらい絶好調だったのに、いまは大幅に下げています。

銀行は多くの国内と外国の株を持っていますので、株価が下がるとその分を損失として計上しないといけなくなります。

ただし、この件については、銀行への業績は限定的です。

なぜなら、金融庁が株価の減少分を決算に反映しなくてよいという特別措置を決めたのです。また、株価も少しずつですが上がってきているので、大きな影響はないと思います。

は企業が倒産することにより、貸していたお金が返ってこず、損失は増えることです。ぱっと見、これが一番影響がありそうですが、銀行員の感覚としてこれも影響は限定的だと考えています。

なぜなら、多くの補助金や融資により、倒産してしまう会社の数は全体から見たら限定的になるからです。多くの会社は業績が悪化しても倒産までは至らずに生き残る可能性が高いと考えられます。

これは過去のリーマンショックや東日本大震災の事例からほぼ間違いないです。

倒産する会社は増えるのは確実ですが、銀行の業績という観点ではそこまで大きな影響はないでしょう。でもこれは、銀行が、数か月の営業停止で倒産してしまうような会社にはもともとあまり融資をしていないということの裏返しでもあります。

銀行も慈善事業ではないので仕方ないのですが、本来の役割期待からすると銀行が無力だなと感じるところですね。

次はですが、これが一番影響が大きいでしょう。

まず貸倒引当金の説明をさせて下さい。

銀行が貸出するときに、その貸出先の業績、評価により、格付というものを付与します。つぶれにくい会社ほど、良い格付がつきます。

その格付ごとに、貸倒引当率というものが設定されていて、その分を経費計上しているんですね。

具体的にはA社に1億円貸出をするときに、その会社の格付による引当率が5%だとします。

1億円×5%=500万円を貸出をすると同時に経費計上するんですね。それは貸出をした会社が倒産して貸出を返せなくなった場合に備えて、一定額を経費として計上しておくんです。

なぜ、この影響が大きいかというと、

貸倒引当金は、会社の格付が悪くなると増加し、しかも

倒産しなくても経費計上しなくてはいけないからです。

多くの大企業はコロナで倒産しなくても一時的に業績が悪化します。中小企業も同じです。

その為、銀行への影響が一番大きいのは貸倒引当金の増加です。

については、前向き営業はどの銀行も自粛気味ですが、特に個人営業の影響が大きいでしょう。但し、訪問できなくても電話等でセールスはできますし、短期的であれば影響は限定的です。

については、融資の申し込み増加しているので、増収になりますが、③で書いたように引当金も増えますので、あまり大きな影響はないでしょう。

では結論を書きますね。

コロナによる営業自粛と貸倒引当金の増加により減収減益となる可能性が高いが、大きな影響はない!

ちなみに、これは業績堅調はメガバンクと上位地銀の話です。

元々赤字計上している中位もしくは下位地銀についてはこの限りではなく、より苦しい状況になってしまう可能性が高いです。

本日はこんな話でした。

自粛頑張りましょう!!







銀行員のあれこれ④ ~金融緩和を分かりやすく~

こんにちわ!弁当おやじです。

本日は、今朝ニュースで【日銀が追加金融緩和】を行うって話があったので、その話題です。

そもそも金融緩和ってよく分からないですよね。

一部の良く勉強している人でないと世の中の大半の人がよく分かっていないと思います。

たぶん銀行員も半分以上、下手したら8割は理解していないと思いますよ。

だって、理解しなくても仕事はできちゃうので。。

今日はめちゃシンプルに説明します。

金融緩和はなにかというと、

「世の中にあるお金の量を増やすことです」

それって、給料が増えたり、みんながお金持ちになるっていうことか、、、

そういう理解であっています。

細かいことを言い出すときりがないのですが、ようは会社も家計もお金で潤沢にすることを金融緩和っていいます。

ではその為にどうするか。

日銀(日本銀行)っていうのは日本の国の銀行なんです。だからみなさん日銀の口座って持ってないですよね。

国の銀行である日銀が国債っていうものを民間の銀行から買います。そうすると、民間の銀行が国債の売却代金を手に入れるので、それが、色々な会社にお金として渡ります。

そうするとどうなるか、、

〇 世の中のお金が増えるので、皆がものをたくさん買う。それにより、物価が上がる。

〇 世の中のお金が増えるので、借入するときの金利が低くなり、お金が借りやすくなる。

物価上昇と、借入金利の低下。この二つが金融緩和の成果になります。

物価が上昇すると、会社が潤うので、業績が良くなって景気が良くなります。

借入金利が下がると、会社が借金をしやすくなるので、色々投資(工場建てたり、新事業を始めたり)ができるので、従業員も増えるし、給料も増えるし、これも景気が良くなります。

すべて、景気を良くすることにつながります。

じゃあ、ずっとやればいいじゃん!となるのですが一つだけ問題があります。

国債っていうのは国の借金なので、借金して景気を良くするという金融政策なんですね。今すでに日本は900兆円を超える国債(国の借金)があるので、無限に増やすわけにはいかないんですね。

なので、金融緩和とは、、

景気を良くするために、世の中のお金を増やす日本銀行が行う金融政策って覚えるといいと思います。

では今回の日銀政策を見ます。

〇 国債の購入上限枠を撤廃

〇 企業のCPの購入額を倍増

コロナの影響でこれから、ますます国の借金を増やさざるを得ない状況ですね。

その為、日本を支えるために、国の借金を増やしてでも、世の中のお金を回しますっていうのが一つ目です。

二つ目ですが、CP(コマーシャルペーパー)っていうのは企業の借金です。これを日銀が買う金額を増やすことで、企業のお金を回す。これも世の中にお金を増やすことに繋がります。

色々な問題があり、金融緩和も成果を疑問視することがあります。ただ今のコロナに耐えるしかない現状を考えると妥当な金融政策だと思います。

10万円一律給付は決まりましたが、このままでは5月の緊急事態宣言延長も濃厚。第2弾の10万給付やさらなる休業支援が求められそうですね。

本日はこんなお話でした。







銀行員のあれこれ③ ~住宅ローンの審査~

こんにちわ!弁当おやじです。

なかなかコロナの感染拡大が収まらない今日この頃ですね。

このままではGW明けも自粛が続きそうですよね。

まあ個人的にはもっとしっかりと補償を厚くして5月いっぱいまでは緊急事態宣言解除しないべきだと思います。中途半端に解除して6月、7月まで続くようであれば、5月中は徹底してやったほうがいい、と思います。

ただ政府が頼りなさ過ぎて、、ここまで日本が残念な国だとは思いませんでした。。休業補償を自治体任せにする政府っていったい。。。

さて、本題です。

今日は住宅ローンですね。

コロナの影響で、返済ができない、なんとかしてほしいという話もこれからどんどん増えてくると思います。

そのあたりも書いていきたいですね。

まず、住宅ローンというのは、銀行では、「定型商品型ローン」と言われています。

これはつまり

【審査方法について統一したルールがある】ということです。

カードローンとかマイカーローンなんかも同じです。

法人向けの融資だと、決まった審査ルールはなくて、営業担当が頑張って意見を書いて、それが認められれば融資が実行できるのですが、会社の業種や特色はさまざまなので、統一したルールはないです。

一方で、住宅ローンは勤続年数、返済比率といった一定の審査ルールでローンが通るか、通らないかが決まります。

その審査ロジックは過去に住宅ローンを借りた人のデータから、銀行が考えたロジックになります。

具体的には勤続年数が長いと返済できる可能性が高くなる、年収額に対して返済額が少ないほうが返済できる可能性が高いとかです。

この審査ロジックも定期的に見直しをしています。今は転職が当たり前になりつつあるので、今後は勤続年数の重要性が下がる、ということが想定されます。

現在重要視されている項目は、

①勤続年数、②企業属性(大企業だと有利)、③返済比率(収入のうち返済に回る比率)、④自己資金額、⑤預貯金額  くらいですね。

ほぼこれだけで判断しています。

なので、審査が通らないからといって、その銀行に文句を言っても、結果が変わることはありません。あきらめて次の銀行に行きましょう。

次は金利です。

金利については、ある程度担当に裁量(権限)があります。住宅ローンは店頭金利(2%台のくそ高い金利)から、どれくらい金利を優遇(下げる)するかで決まります。

勤める企業、買う住宅メーカーによって優遇が増える場合もありますし、色々です。単純に預貯金がたくさんあって属性が良いと判断される方は優遇が増えることもありますので、そこは交渉可能です。

最後にコロナ関連です。

まず、以前に今回と同じようなケースになった事例です。

東日本大震災が代表例ですね。大型震災で被害を受け、住宅ローンの返済ができなくなった場合、住宅ローンの返済額をストップさせる、もしくは返済額を減らすという申し出についてはほとんど認められています。

特に震災で家が流されてしまった人は、借入自体をなかったことにする措置もありました。新しい家を建てる時に住宅ローンを組むと、前のローンとあわせて2倍の住宅ローンを返さないといけなくなるため、前のローンは免除します、というものです。

いわゆる二重ローン問題です。

コロナでは家が壊れたり、流されたりする人はいないので、ここまでの措置はないです。

但し、今回もコロナの影響で、収入がなくなったため、返済を止めたい、金額を減らしたいという申し出についてほぼ間違いなく通ります。

ただ注意してもらいたいのは、金利についてです。

銀行がこのようなケースで対応しやすい順番は次の通りです。

①返済額を減らす、返済期間を延ばす

②返済を止める

③金利を下げる

①と②については、認められる可能性は高いですが、③については厳しいです。

銀行の考え方として、返済が苦しい場合、返済額を減らすもしくは止めるということが一番効果的であり、金利部分について引き下げる、金利支払を止めるというのは本当に最終手段になってしまうんです。

その為、金利をこのタイミングで引き下げることは極めて困難なので、あまりお勧めしません。

こういう緊急事態でなければ、住宅ローンの返済額を減らすというのは結構大変なんですが、緊急事態なので銀行の審査も通りやすいですね。

あと大事なのは、返済ができなくなる前に銀行に行って相談することをお勧めします。

いきなり返済日に口座にお金がなくて返済できないというのは銀行審査上でもマイナスなので気を付けてください。

早くコロナ感染拡大が終息することを願いますね。

本日はこんなお話でした。







銀行の将来③ ~フィンテックの行きつく先~

こんにちわ!弁当おやじです。

本日は銀行の将来第三弾です。

現在、銀行が最も力を入れて進めているフィンテックについてです。

銀行がフィンテックが推し進める理由は次の通りです。

〇 スマホやIT端末の普及により、いつでもどこでもインターネットを介した取引が可能なインフラが整った。

〇 ネットバンク、●●ペイ、オンラインレンディング(ネット融資)などなどの銀行業務に他業種の会社が参入し、銀行も対抗する必要が出てきた。

〇 マイナス金利が進んだことにより、銀行の収益が圧迫され、人員削減を行う必要がでてきた。その為、人不足をフィンテックで補う必要が出てきた。

インフラが整い、競合が出てきて、かつ人が足りないという状況が銀行が強制的にフィンテックを進めざるをえない状況に追い込んだんですね。

ではこれからフィンテックの行きつく先を書きたいと思います。

〇 銀行取引がすべてスマホでできるようになる。

これは今でも6割くらいの取引はできますよね。でも法人取引とか、なかなか紙ベースの取引から離れられないものを多くあります。

でも将来は契約や融資の実行も含めてすべてインターネット上でできるようになるでしょう。

銀行にはインタネット上で処理できないエラーや特殊な取引を対応する人員と、営業を行う人員のみが残ることになると想像しています。

より営業だけに特化できるという観点ではいいことだと思いますが、人員そのものはやはり減っていくでしょう。

〇 銀行の支店が小さくなり、こじんまりした支店が増える。

支店への来客も減少し、職員も減る。それに伴い、支店での現金取扱量や事務デスクも減るため、現状のような大きな支店はいらなくなります。

銀行の店舗費用というのはすごく大きな固定費ですので、遠からず、小さなオフィス化が進むでしょう。すでに実現に取り組んでいる銀行もあります。

キャッシュレス化が浸透すれば、ATMで現金を引き出すという行為自体が減ることにもなるので、ATMの数も減少していきます。

〇 銀行が就職ランキングの上位から陥落する。

もうすでに陥落しているだろ!というツッコミもありそうですが、一応銀行は就職ランキング上位の常連です。

理由は、①大量採用、②収入が高い、③会社としての安定性が高い、④社会的な信用力が高い、、というところでしょうか。

特に①大量採用、というのが上位ランキングの理由だと思います。

それが大量採用しなくなるので、上位から陥落するということですね。

〇 サービスに特化した銀行が生き残る。今のままの銀行は生き残れない。

今の銀行ってサービスが極めて弱いですね。

今だと取引したら〇〇円キャッシュバックとか、ポイントが付いたりとかが当たり前の世の中ですが、銀行はほとんどないです。

私も働いているときに、本当に銀行はサービスが良くないなと思っていましたし、このままだといつか生き残れなくなるだろうと考えています。金融庁の目が光っているのであまり好き勝手できないという事情もあるのですが、それにしても、、です。

そのサービス力の弱さに目を付けた他業種が本気で参入してきたら、本当に今の銀行はやばいと思います。

その為、どんなサービス勝が提供できるかという勝負が始まり、その勝負に勝った銀行が生き残ることになると思います。

まあ、消費者にとっては良いことなので、どんどん競争してほしいですよね。。

本日はこんな話でした。







銀行員の愚痴⑥ ~会議という名のパワハラ~

こんにちわ!弁当おやじです。

本日は銀行員の愚痴第6弾です。

今日は銀行員の最大のストレス要因となっている会議についてです。

内容は、数字目標を課されている営業が集められ、昨日までの実績や今後どう数字を達成するかを言わされ、怒られる会議です。。

銀行に限らず、営業といわれる仕事をしている人々はこの手の会議はあるんじゃないかと思います。

会議って本当に嫌ですよね。。少なくとも会議が好きな営業担当は見たことがありません。

私がいたメガバンクで週2回~3回、地銀では週3回~4回ありますので、ほぼ毎日会議がある感覚です。

会議をやる理由はいくつかあります。

〇 日々の活動はそれぞれに任されているので、その活動内容が実績につながっているかを上司が確認する。

〇 目標項目は20以上の多岐にわたるので、どの項目が順調で、どの項目が不調なのかは誰もよくわかっていない。その為、項目毎に現状の数字と、今後の方針を共有する必要がある。

〇 単純に数字が行っていない、実績が上がっていない営業を怒る。

こんな感じです。

上司の名目は一つ目、二つ目です。これはパワハラではないですね。ただ実際は三つ目が目的なので、これは立派なパワハラです。

前も書きましたが、叱ることと、パワハラは違います。ただ、会議の場ではほとんどがパワハラです。それには理由があります。

〇 ターゲットを作り、徹底的に怒ることで、他の人にこうはなりたくない、と思わせる。

あえて全員が集まる場でこうすることで、恐怖政治をつくりあげるんです。

まあ、従業員の大半にサボり癖があって、こうしないと真面目に働かないような会社であればある程度有効かもしれませんが、銀行員はだいたい真面目に働いてますので、精神的に追い詰められます。

結果として、営業が嫌で、というより会議が嫌で辞めてしまう人がたくさん出てしまっています。

大事なのは、なんで数字があがっていないのか分析し、改善するために策を考え、指導することです。

正直言って、恐怖政治しかできない銀行の上司は無能としか言えないです。

ただし残念ながら、8割以上の人はこの無能な人々です。

時間と体力をかけて人をしっかり育てようという上司は本当に少ないです。なぜならそういう文化が出来上がっているからです。

女性では会議が嫌で泣いてしまう人もいます。それほどのストレスを抱えて働く意味って何でしょうか。。

ちゃんと言っておきたいのは、仕事はストレスとは切っては切れないものです。ストレスのない仕事は良い成果が上がらないとさえ思っています。

ただ、ストレスにも種類や強弱があります。

精神的に追い詰められるほどのストレスは仕事にマイナスです。個人個人のストレス耐性にもよると思いますが、極度のストレスを感じることはマイナスでしかありません。

人生には色々な生き方と色々な仕事があります。

もし、そんな思いをしている人がいれば是非逃げて下さい、とと言いたいです。

今日はこんな話でした。





銀行員事件ファイル⑤ ~書類紛失~

こんにちわ!弁当おやじです。

今日は銀行あるあるでもあり、大変な思いをした書類紛失事件です。

銀行は書類をなくすと大変です。

お客様の印鑑を押してもらった書類をなくせば、銀行の大きなミスになりますし、お客様からもお叱りを受けます。

でも実はそれ以外の理由でも、書類を無くした本人は生きた心地がしません。

なぜかというと、支店は連帯責任なので、書類をなくすと支店として大きなマイナス評価を受けることになります。

その為、書類をなくすと、支店の職員全員で探すことになります。

想像してみてください。。

自分のミスのせいで何十人という人が書類を探し続け、迷惑をかけ続けてしまう状況を。。みんなの心の声がきこえてきそうです。。。

しかもこれ、見つかるまでやるのです。残業してまで必死で探します。

重大な紛失は原則本部にも即報告しないといけないのですが、無くした当日中に見つかれば、本部に報告せずに済むので、なんとか探そうとします。

紛失自体は2~3か月に1回くらいは起きてしまうことが多いですが、その9割は当日中に発見できます。

それでも汗ダラダラです。。

私も当日中に見つかったことも含めると10回以上は経験あります。。

それでも見つからなかった場合は本部に報告します。

めちゃくちゃへこんで家に帰ってもブルーな状態です。。

その後も2~3日は探しますが、見つからなければ紛失として、お客様にも連絡し、再度書類をもらう必要があればもらいますし、銀行内部で処理可能であればなんとかします。

本当に見つからない場合は、シュレッダーを一枚一枚つなぎ合わせるという途方もない作業もします。これは本当に気の遠くなる作業です。

私の経験ではシュレッダーから出てきたことはないですが、たまにあるらしいです。

こういうミスは、営業で数字をあげてきても、すべてが台無しになります。

営業で大きな収益を上げたスーパーヒーローが、一瞬にして犯罪者的なポジションになってしまうんです。

銀行は攻めること(営業)も非常に重要なのですが、守ること(事務、コンプラ等)もとても大事です。

攻めが苦手でも、守ることはできる人は銀行で働けますが、守ることができない人は銀行では生きていけないのです。

攻めの前に守ることが重要ということは銀行員であれば肝に銘じておいてください。

本日はこんなお話でした。





銀行員の愚痴⑤ ~本部業務の苦しみ~

こんにちわ!弁当おやじです。

本日は銀行員の愚痴第5弾です。

私は支店以外にも本部業務経験があります。

いわゆる企画業務のようなことをしていたのですが、その苦しみたるや、、すごいです。。。。

一番は労働時間の長期化ですね。当時も電通の過労死問題等があり、長時間労働はやめようという会社方針ではあったのですが、支店は遅くとも19時とか20時には終わるのに対し、本部は10時以降まで残ることは結構当たり前でした。

月間の時間外労働は60時間から100時間くらいですね。

裁量労働制という、何時間働いても一定の残業代しかつかなかったので、本当に苦しかったですね。

銀行はどんどん人員を絞っています。それにも関わらず仕事量は変わらない。

前はそれを深夜まで働いてこなしていたのに、会社が早く帰れと言ったから早く帰れるか。。

帰れるわけがない。。

前に本部に勤めていた人々がよほど無能でなかった限り厳しいです。

その為、その苦しみと引き換えに銀行の本部経験者は出世するといわれています。

ただ、私は、この手の話はうんざりです。本部にいた時は、、

俺が若いころは、朝まで働いて、、とか、俺が若いころは役員とこんな大変な仕事をした、、とかの苦労&自慢話は聞き飽きました。

中二病かよ。。。て感じです。

私は銀行本部経験者として改善の為には次のことが大事だと思います。

① 人数を単純に増やす。今まで2人でやっていた業務を4人にするとか、人員の注入を惜しまない。

② 本部は大変で当たり前という既成概念を壊す。支店でも本部でも帰宅時間は一緒。足りない時間は人員増加で補う

③ 業務をシンプル化する。本部には資料にこだわる職人的な従業員や上司がたくさんいる。わかりやすさ重視で資料は最小限にすることを徹底する。

こんなとこでしょうか。

銀行の中期経営計画を見て下さい。誰でも思いつく内容で、画期的なアイデアは皆無です。

表現方法ばかりにこだわって、本質的な議論がなにもない。。

支店は本部の方針に沿って営業をしますので、これで、銀行はよくなるはずがない。

大企業ならではのスピード感のなさ、他行と足並みをそろえることだけに細心の注意を払う、高い給料に満足し、現状維持しか考えない。銀行は現状こんな感じです。

これでは、今後生き残っていくことは厳しいです。

元銀行員として、銀行が変わっていくことを願っています。





銀行への転職② ~受かりやすい中途採用者の経歴~

こんにちわ!弁当おやじです。

今日は転職話第二弾として、

どんな人が銀行に転職しやすいか、実際に転職した人の経歴から記載したいと思います。

私自身もそうでしたが、一番多いのは、

金融経験者ですね。

銀行、証券、保険会社、リース会社というところでしょうか。

それぞれの業種によって仕事内容は異なるものの、企業文化としては似通っているというところが最大の理由だと思われます。

銀行というのは割と特殊な業種なので、こんなことを言われます。

銀行の常識は世間の非常識。。( ´艸`)

その為、同じ業界のほうが転職した際のカルチャーショックが小さいんですね。

また、銀行の業務分野が拡大、細分化されているところも理由の一つです。

融資でお金を貸す仕事もあれば、ひたすら運用をする人、ひたすら相続関連の仕事をする人、それ以外にも本当に色々な仕事があります。

なので、運用であれば証券会社出身者が強みを生かせるし、相続であれば信託銀行出身者、保険販販売であれば保険会社出身者が強いという点で、採用を強化していますね。

銀行のもう一つの特徴としては、、

銀行というのはゼネラリストが多く、スペシャリストが少ないという弱みがあります。

銀行の業務分野が拡大したせいで、それぞれの業務は浅くであれば幅広くできる(ゼネラリスト)けど、個別分野に詳しい(スペシャリスト)人は少ない傾向があります。

その為、色々な知識、経験を持つスペシャリストを採用して補強を行うんですね。

私自身も企業へ融資をしたくて銀行へ入りましたので、融資は詳しいですが、運用系はまるでダメです( ´艸`)

その為、銀行の業務に関係する経験を持ち、専門知識を持っている人が重宝されます。

本部業務においても、M&A、コンプライアンス、法務の分野等のスペシャリストは中途採用者が多いです。

あと、転職者で多いのは営業経験者です。

他業種の営業経験者でトップクラスの営業成績を出している営業マンであれば、銀行でも活躍できる可能性は高いです。

もちろん銀行ならではの専門知識は習得する必要はあるものの、銀行営業のベースにあるのは人と人とのコミュニケーションです。営業ができる人材は業種の垣根を越えて有能な人が多いです。

その為、営業経験豊富な人は銀行としても欲しい人材になります。

営業経験者であれば将来支店長になれる可能性になれるも十分あります。

先ほどのスペシャリスト採用の人材は、その分野の部署にずっと勤めて、役職が上がっていく人が多いです。

もし銀行に入りたいという人がいれば、自分の経験や知識が銀行のどの分野で役立てるかというのを考えていくと、いいと思います。

是非参考にしてみてください。



銀行員のあれこれ② ~初めての配属による評価~

こんにちわ!弁当おやじです。

今日は銀行員あるあるであり、永遠のテーマである初めての配属についてどう考えればいいか、、です。

実は私は最初の支店配属は地方でした。

正直、行ったこともない地方でしたので、すごく不安でしたが、それでもいざ支店に行くと、優しい人たちが多く安心したことを覚えています。

では人事的にはどうなのか、、という点ですが、結論から言うと

全く気にしなくてよい!!

私も研修で東京に行くと、それはそれは輝かしい名前の店に配属された同期がずらっと並んでいて、私の配属先を見ると、少し冷たい目で見られることも多かったので、

「あー、自分は評価されていないんだ。ツラいなー」なんて思っていました。

確かに最初の配属は採用時の評価で、良い支店、普通の支店、マイナーな支店に配属されると思います。それこそ期待のエース!みたいなやつは良い支店に配属されるでしょう。

でも、銀行歴が長くなると分かるのですが、初任店がいいとこだろうと悪いとこだろうとその後の銀行員人生にはほぼ影響がありません。

良い支店に配属されても、評価されなければ、左遷されますし、悪い支店に行っても、評価されればいくらでも出世可能です。

私の周りではむしろ良い支店で配属でなかった人のほうが出世しているかもな、、と思うほどです。

私が新入社員のときは山手線の内側は勝ち組、それ以外は負け組というようなことが言われていましたが、それは銀行のイロハも知らないひよっこたちが騒いでいただけなんだと後で分かりました。

今まさに、配属先で悩んでいる人がいれば、それは気にしないでいいです。

それよりも目の前の仕事に愚直に取り組んでください。

あえて言うなら、、

どこの支店に配属されるか、よりどの支店長も巡り合えるかというほうが大事です。

支店長も十人十色なので、自分の部下は全員出世してほしい!という熱い思いを持っている人もいれば、使えない奴は知らん!というタイプもいます。

いくら支店が良くても、評価されなければ極めて厳しい銀行員生活となってしまうでしょう。

どんな支店長に巡り合うかはとても大事です。

あと、同期はライバルですが、仲間です。

最初はこいつには負けないという気持ちで仲が悪くなることもあるかと思います。そんな同期をたくさん見てきました。

ただ、銀行員生活は9割はつらいことの連続です。そんなときに同期というのは同じ苦労して同じ悩みを持ってますので、一番話しやすく、救われることも多いです。

仕事を始めて1年もすれば、敵は同期ではなく、直属の上司であったり、お客様であったりします。

その為、同期とは仲良くすることお勧めします。

あとは近い年の先輩を追い抜くことを目標にしましょう!

銀行員の最初の数年間は1年違うと実力も相応違います。

その為、まずは近い年の先輩を目標にし、追い抜くことを目標にしましょう。

これも別に、敵対心をもってやれという訳ではないです。

先輩と仲良くしつつ、そのノウハウを盗みます。

これができれば初任店での高評価はとったようなものです。

今、コロナ騒ぎで、出社すらしていない新入社員も多くいらっしゃると思います。

不安だと思いますが、みんな同じですので、頑張っていきましょう。





銀行の将来② ~10年後の銀行~

こんにちわ!弁当おやじです。

今日は銀行の将来について自分なりに予想をしてその根拠を書いていきたいと思います。

2020年~2023年の予測

〇 各銀行がフィンテック化に本格的に取り組む。

〇 各銀行が大幅に従業員数を減らす。

〇 メガバンクと上位地銀は安泰。

〇 マイナス金利継続により、中位以下の地銀は他地銀との連携や合併について本格的に協議が進む。

今一番の目玉はなんといってもフィンテックです。支店に来る人の数を減らし、それに合わせて従業員も減ります。大きな図体をスリム化して収益維持を目指します。

具体的にはインターネットバンキングのさらなる拡充に加え、アプリの開発により、ワンストップでほとんどの手続きができるようになると思います。いずれはほぼすべての手続きが来店しないでもできるようになるでしょう。

金利についてはマイナス金利が続く可能性は極めて高く、中位以下の地銀は収益状況はさらに悪化し、上位地銀との連携や合併により、生き残る道を模索するでしょう。今も水面下で動いている銀行は相当多いと思います。

というか、この状況で動いていない銀行があったとしたら経営陣は相当無能です。

メガバンク、上位地銀は安泰で、大きな動きはないでしょう。

総括としては、今の状況が続くということですね。各銀行の中期経営計画を見ても、あまり目新しいことはなく、大きな動きは限定的でしょう。但し、地銀については、どんどん動きが出てくると予想されます。

2024年~2027年の予測

〇 他業種の金融業界への参入が本格化し、脅威となる。

〇 中位地銀以下は業績悪化により、淘汰され、銀行の数は減少。

〇 メガバンク、上位地銀は安泰。

〇 マイナス金利は継続。

すでに他業種の金融業界への参入は始まっています、ネットバンクや〇〇ペイとかですね。しかし現在ではまだ銀行の脅威とは言えません。しかし、5年後には銀行にとって本当に脅威の存在となるでしょう。

銀行業務は割とドル箱(稼げる)なんですね。特に振込関連はシステムを構築し、顧客を取り込めれば大きな収益源となります。今は〇〇ペイと銀行が協業するケースも多いのですが、徐々に銀行から独立した形での事業が拡大していくと思われます。

その時に銀行がどれだけ独自のサービスの提供できるかは要注目です。

金利についてはマイナス金利は継続する可能性が高いです。オリンピックという大イベントを控えている今ですら物価は上がらず、お金が世の中に回っていません。企業も内部留保(会社の中に資金をためている)ばかり高く、投資に回っていません。

この傾向はオリンピック後も続き、当面マイナス金利(もしくはゼロ金利)が継続するでしょう。

また最近ではアメリカが利上げしても日本がマイナス金利を維持しました。アメリカが大きく金利をあげた時に、日本はずっとマイナス金利で金利を上げなかったんですね。今までは欧米が金利をあげると日本も金利を上げていました。

その歴史が覆されてしまった今、マイナス金利継続の可能性は高いと思います。

中位以下地銀は5年後には事業継続の可否を判断するでしょう。金融庁も銀行の数が多いと言ってますので、自力で黒字を出せない銀行はつぶれてしまう可能性が高いでしょう。

2028年~2031年の予測

〇 生き残った銀行は収益を維持し、人気の業種に戻る。

〇 メガバンク、上位地銀は安泰。

〇 独自路線で生き残る銀行が現れる。

〇 せめてゼロ金利に戻ってほしい。。。

正直ここまでくると予測は難しいので、希望的観測です。

銀行の生き残りをかけた戦いが今後5年~10年で決着し、生き残る銀行とそうでない銀行がはっきりします。

その結果として、生き残った銀行はまた職業として人気がでるでしょう。銀行はなんだかんだ社会に必要な業種なので、そこまで生き残ったメガバンクや上位地銀は安泰だと考えています。

また独自路線で生き残る銀行もでてくるでしょう。スルガ銀行は不正をしてしまいましたが、独自路線を目指したという点では評価できます。

こうした独自路線を目指す銀行が生き残ったら、新しいビジネスモデルの銀行として称賛されるでしょう。

金利についてはこのころにはマイナス金利終わっていてほしいです、さすがに。。

でもガチで予想するなら。おそらくゼロ金利くらいが現実的かと。。

今日は自分なりに、これからの銀行の将来を予測してみました。自分の予想は10年後当たっているか楽しみにしたいと思います。