銀行員のあれこれ⑤ ~融資を勝ち取るために必要なこと~

こんにちわ!弁当おやじです。

本日もコロナ関連ということで、銀行から融資を勝ち取るために必要なことを書いていきたいと思います。

まず銀行での融資までの簡単な流れです。これは銀行員目線で書いています。

① 融資の申込を受ける。

② 担当者ベースで、一次判断。断る場合は上司に報告の上、謝絶。進める場合は融資の形態や金利について上司と相談しながら方向性を決める。

③ 稟議を書く

④ 支店長や本部案件であれば審査部と協議しながら、稟議決裁を得る

⑤ 契約、実行

それぞれのタイミングでお金を借りる側がどうすればいいかについて説明します。

まず、一番大切なのは①の申込です。

以下のことについて整理していくと話が早いです。

〇 どんな理由で必要な資金なのか 

いわゆる「資金使途」と言われるところですね。漠然とお金が必要だといわれると銀行員は困ってしまいます。なぜお金が必要なのかを明確にしましょう。例えば赤字資金、人件費支払、仕入資金、設備資金などですね。

〇 いくら必要なのかとその根拠

いくら融資してほしいのか、そして大事なのはなぜその金額なのかを明確にしましょう。銀行は曖昧な金額で融資はしません。例えば毎月の仕入資金が1千万必要で、売上が回収できるまで3か月かかるので、1千万×3か月=3千万が必要、といった感じですね。

〇 返済期間をどうするか、短期なのか長期なのか

どれくらいの期間で返済するかも重要です。実際に借入を返せる期間はどれくらいなのか、実情の沿った形で決めておいて下さい。

〇 借入返済も織り込んだ事業計画

これが最重要ですね。なぜかというと、銀行員が稟議で一番苦労するのが事業計画です。借入返済できる計画であることはもちろんですが、一番難しいのは、事業計画の根拠、妥当性を証明することです。

事業計画は未来の話なので、だれにもそれが100%実現するかは分かりません。それを証明しないといけないですね。

その方法はかなり色々あるのですが、いくつか代表例を書きます。

・過去の実績から証明する。 

これが一番ですね。なぜなら過去の実績で達成したことのあることで証明するので、信用できますね。

・すでに取引先と商談が進んでおり、売上が見込める

これもいいですね。すでに取引が見えているので、極めて可能性高いです。

・社長の経歴

社長が同じ業界で人脈があるのか、経験があるのか、これも重要です。

・これから伸びる業種なのか、出店場所や事業エリアが適正か

業種がこれから伸びるのか、出店場所や事業エリアが適正なのかも非常に重要です。

これ以外にも、証明方法は無数にあります。

大事なのは、客観的に見て説得力があるかどうかです。

なぜかというと銀行の審査は複数の人間が見て判断します。その為、担当が融資したいと思っても、上司も説得しないと融資はできません。特に審査は社長本人には会わないので、書面のみで判断します。

その為、客観的に見ても、借入が返せると思わせることが重要なんです。

②については、借入する側はとくにやることはないです。ただし、金利や借入期間について銀行から色々な条件が出ることがあります。銀行サイドの意見も聞きながら納得する形で方向性をすり合わせましょう。

担保を入れてほしい、預金をいくらしてほしい、○○の取引をしてほしい、とかです。

地銀は特に、融資とセットで色々な取引を提案してきます、注意深くよく内容を見て下さい。

③と④については、審査の過程で色々質問が来たり、追加の書類提出をお願いされたりします。

これについてはできるだけ早く対応しましょう。銀行員は常に5件程度の案件を同時並行で進めることが多いです。担当が仕事を進めやすいようにすることで、結果的に早く融資を取ることが大事です。

同時に、銀行員は限られた時間で多くの仕事をこなさないといけません。なかなか話が進まない、回答がないと思ったときは担当で状況を確認しましょう。

担当が怪しい時は上司を出してもらうようにしましょう。担当が複数の案件を抱えて動けなくなっている可能性があります。

⑤については、銀行から書類を依頼されますので、書類を整えたうえで、契約日、実行日をすり合わせましょう。最終的な条件の確認も忘れないでください。


細かいことはこれからも少しずつ書いていきますが、全体感はこんな感じです。

ご参考にしてください。







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